この冬、ある国民的アーティストのライブに福井まで行ってきました。
そのアーティストのことは、それほど詳しくはないし、たまたま抽選に当たったので
家族の運転手さん的ポジションで行きました。
見た場所も、スタンド席の端っこで、本人たちが、肉眼で1㎝位に見える席でした。
私の席の横は会場に入る通路でその先には、車いすの方の観覧席が設けてありました。
座って見れることができるし、程よく楽な姿勢で見れるけど、アリーナの熱狂とは程遠いものでした。
新しい曲は全然知らないし、たまに古い有名な曲を演奏されると、おーって感じでした。
なんやかんやで、前半は終わり、トイレタイム、後半戦へ・・。
ここまでこれば、知っている曲のオンパレード、オリンピックの体操の競技にて
必ず使われる、あの名曲。
いいなぁって思っていました。
今回のブログは、こっからです。
彼らの曲のなかで私が一番好きな曲を演奏し始めました。
♪ あー いち、にぃ、いち、にぃ、さん、しっ！ってお決まりのコール。
わくわくしてしまいます。
すると、リーダーがステージを降り、アリーナの真ん中を走りながら出だしを歌い始めました。
サービスいいなぁって思いながら、見ていると、僕達の席のスタンドまで、歌いながら走ってきました。
彼と２mくらいの距離まで来てくれました。こうなると、僕の近辺に座っていた方も総立ち
やるなぁ、エンターテイナーだなって思い、凄く嬉しい気持ちなりました。
そのあとです。
車いすで観覧していた方たち全員に、花を配り、握手をしているところを見ると
みているこちらも優しい気分ななりました。
また、会場一体がほんわかな気分、につつまれました。
このアーティストは、インクルーシブって言葉を知っているのか、知らないのか分かりませんが
あの状況は紛れもなく、インクルーシブ空間だったと思います。
インクルーシブって案外自分たちで作っていく方が大事だということを感じさせられました。
それに遊具が乗っかるって感じが一番理想なんじゃないかなって思います。
そんなこんなで、それほど詳しくなかったアーティストの曲を、今ではこればかり聴いています。
私たちの仕事もちょっとひと工夫で興味が湧いたり、誰かのほんわかな気分になれば
大変素敵なことだと思います。
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