イベントへの参加や企画を「思い切り楽しむ」ことで
地域とのつながりを深める

−−新館は、待合スペースも広いですね。

中村:遊具のある新館受付の待合スペースは、イベントなどにも活用しています。
たとえば、虫歯予防週間では、遊具に隠されたクイズを探して正解できたら歯に良いお菓子がもらえる「宝探し」を子ども向けに行いました。
また、この場所にヨガマットを敷いて、当院の理学療法士スタッフによる生活習慣の指導も行っています。食べる姿勢やベロの使い方など、運動機能の面から虫歯を作りにくいクセをつけることが虫歯予防に役立ちます。

鈴木:当院には管理栄養士スタッフもいるので、食育のイベントなども行っています。
じつはスタッフの発案で、近所に畑を借りて野菜を育てているんですよ。収穫体験やいも判づくりなど食育のイベントを行ったり、野菜を近所の方に配ったり、地域に密着した自主イベントを行っています。

中村:地域イベントにも積極的に参加していて、飲食店イベントで綿飴をつくったり、人形すくいやバルーンアートをやったり。イベントを通して「こんな人たちがやっている歯医者さんなんだ」と知ってもらえますし、何より自分たちも楽しんでやっています。

鈴木:私たちは「虫歯ができたから行く」から「虫歯にならないために行く」という発想の、今までとは違う予防管理型の歯科医療を提供していきたいと思っているんです。
虫歯になる前に、もっと歯科に足を運んでもらいたい。イベントを通して虫歯予防の大切さを知ってもらったり、地域の方とのコミュニケーションを深めたり、大型遊具を導入したことも、その最初の取り組みでもあると考えています。