人間の健康診断結果を記録していくように
遊具も定期的に点検を行い、写真台帳と点検表を作成して報告致します。
項目の種類は大きく分けて3つあります。
1.【安全領域項目】
私たちは、遊具の安全な利用行動に必要とされる空間を「安全領域」と呼んでいます。
各遊具の「安全領域」は日本公園施設業協会(以下、JPFA)にて定められており、
遊具の部位や方向によっても、寸法が異なります。
特に、運動方向は子供たちの動作も加味し、十分な広さを確保する必要があります。
例えば、滑り台の滑降部(滑り降りる斜めの部分)は、「降り口から着地面部より、2000mm以上何もないこと」
が安全領域の条件となります。※安全マットを除く
石やくぼみ、コンクリートなどの固い設置面はもちろんですが、他の隣接遊具との「安全領域の重複」にも
気を付けて点検しています。
2.【規準一般規定項目】
規準項目は、遊具の対象年齢・遊び方・設置環境を十分に考慮した設計意図をもって、
安全性の高い設計になっているか確認する項目です。
点検を行う際は、専用のJPFA点検器具を使い、各規準項目を判定していきます。
特に「頭部・胴体の挟み込み」「指の挟み込み」についての判定は、点検器具を複数使って、慎重に判定を行います。
対象年齢が異なる場合は、点検器具も児童用・幼児用を使い分けて、点検を行います。
3.【劣化診断項目】
経年劣化による危険箇所を点検します。
特に屋外遊具は雨風に晒されるため、錆による「腐食(ふしょく)」「孔食(こうしょく)」による症状が多く見られます。
木材が腐っている部分は「腐朽(ふきゅう)」と判定し、
あまりに症状がひどい場合は「使用禁止措置」を行うこともしばしば・・・。
いわゆる「ドクターストップ」です。
遊具点検の総合判定
総合判定は、1.【安全領域】 2.【規準一般項目】 3.【劣化診断項目】の点検結果をもとに、
有資格者である、公園施設安全管理士が総合的な判定を導き出し、改善ポイントをご提案しています。
点検業務は、岡部遊具に限らず、全国何処へでも点検のご依頼を承っています。
岡部で作った世界でたった一つの遊具
「一度も点検していないけど、壊れていないから、、、まぁいいか」
そんな遊具にも実は危険が潜んでいたり、劣化が進行しているかもしれません!
こどもたちにケガをさせない!笑顔で遊んでもらうため、雨にも負けず、雪にもめげずに頑張ってます。
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遊具、公園施設に関するご相談は
株式会社 岡部 公園施設部
富山県 総合建設業
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