お客様の声

Voice.06 岡山県倉敷市

岡山トヨペット株式会社様

敷地内に設けた大型遊具公園を地域交流の場に。

スローガンを体現する「遊具」に企業が託した思いとは。

岡部遊具お客様の声 岡山トヨペット様

2022年1月にオープンしたダイハツパーク倉敷東は、岡山トヨペットと岡山ダイハツ販売のコラボレーションで誕生した、新車販売店に遊具公園を併設する今までにないスタイルの店舗。(株)岡部は、敷地内の公園部分に設置する屋外大型遊具を、遊具設計から制作・施工まで一貫して担当しました。
カーディーラーに大型遊具公園を作ることになった経緯や思いについて、発注先の岡山トヨペット・営業部総合企画室の白神様、ダイハツパーク倉敷東店長の山根様に、(株)岡部東京支店の小野と設計担当正野、施工担当下澤が、お話をうかがいました。

子どもたちが楽しそうに遊ぶ姿が思い浮かぶような遊具
安全への細やかな配慮に驚きました

──遊具を初めてご覧になった時の印象はいかがでしたか? 

白神:遊具のパースは見ていましたが、施工には立ち会わなかったので、オープン前の完成のタイミングで初めて実物を見ました。実際に見て一番に、地域の子どもたちが楽しそうに遊んでくれる笑顔が思い浮かび、子どもたちを見守るご家族が集まってくれたらという私たちの想いが体現されたものになっていて、とても嬉しく思いました。
また、とても大きな遊具ですが、子どもたちが安全に遊べる細やかな配慮が施されているのに驚いたことも印象に残っています。

山根:このサイズの遊具だったら、子どもたちがたくさん来て、とても楽しく遊んでもらえるだろうなというイメージでしたね。

──遊具を利用されているお子様は、どれぐらいの年齢層ですか?

山根:小さなお子様では2~3歳くらいから、親御さんが一緒に来られて、遊具周りの芝生を走ったり、ネットにちょっと上らせて遊んでいますね。
最年長は中学に上がるぐらいまでの子どもたちが来ています。

白神:遊具の周りには人工芝もあるので、小さいお子さんでも遊びやすくなっています。弊社のオーナーに小さい子どもがいるので、親の目線からのこだわりが遊具にも生かされていると思います。

──遊具について、ご利用者様からの反応はいかがですか?

山根:お店がオープンして、予想以上に子どもたちが来てくれている印象があります。
日曜日など人出の多い時には、けっこうな人数の方が公園にいらっしゃる時間もあり、とても賑わっていて嬉しいですね。

白神:コロナ禍でなかなか遊びに行きづらいという中で、屋外遊具でこれだけのサイズ感があると、子どもたちも満足できるし、ご家族も安心して来ていただけるところもあるのだと思います。

山根:じつは利用者様からいただく声で最初にあがったのは、「自動販売機ない?」というもの。遊びすぎてのどが渇くということで(笑) ご利用の皆様は、とても楽しんで満足されているようです。

子どもたちが学校から帰ったら遊びに行ける場所
地域の方の集える場として開放されている遊具公園

──今回の大型遊具の竣工時期と、企画するに至った経緯をお聞かせください。

白神:こちらの公園のオープンは、店舗と同時で2022年1月です。
岡山トヨペットでは、トヨタ車、そして高級車であるレクサスを販売してきました。今回は、お客様の幅広いニーズに向き合いたい、そして、この街のカーライフを、もっともっと豊かなものにしていきたい、そんな想いから、岡山ダイハツ販売様とともに軽自動車を中心としたダイハツ店をオープン する運びとなりました。

ここは元々中古車を販売するお店の跡地で、敷地がけっこう広いので、地域の方が集えるような場所にしたいというオーナーの想いがあって、集いの場としての公園の案があがってきました。
店名にあるように、ダイハツと公園が一つになったお店で、車の販売だけでなく、地域の方々へ公園を解放し、いつでも楽しんでいただける交流の場としてご利用頂いております。

山根:公園は、お店の営業時間をベースに無料で開放しています。
今まで近隣にはこういった大きな遊具で遊べるような公園はなかったので、近所の小学生が学校から帰ったら遊びに来るような場所になっていますね。
無人の時間に事故が起きては危険なので、利用は営業時間内とさせていただいています。

地域貢献に重きをおいた運営をコンセプトに
大型遊具のある新しい店舗をオープン

──オーナー様の地域貢献への想いから、遊具公園を考えられたのですね。

白神:岡山トヨペットでは「この街をもっと。」をブランドメッセージに交通安全教室・交通事故ZEROプロジェクト、夢中募集助成事業を行い、未来ある子どもたちを応援してきました。ダイハツパーク倉敷東も「the park 4(for)」をコンセプトに掲げています。
オーナーには、特に子どもたちが健やかに育つ街をつくりたいという強い思いがあります。車を買うだけではなくて、地域の方々がくつろげる場所を作りたいという地域貢献への想いから、公園や遊具に対するこだわりや要望がありました。

このダイハツパークと同じタイミングで、岡山県の県北に位置する津山市にも「トヨタウン津山」という新しい店舗をオープンして、その中の「トヨパーク」という施設にも岡部さんの大型屋内遊具をいれていただいています。

津山市のお店は、名前が「トヨタウン津山」ということで、トヨタのお店が集まっている街をイメージコンセプトとして作ってあり、販売店の横に別棟として、「トヨパーク」があります。大型の木製室内遊具のほかに、ワークショップのできる多目的スペースなどもあり、地域の方とコミュニケーションを図りたいというコンセプトになっているのと、新車と中古車両方の販売店があってお客様の来店数も多いので、お子様に待ち時間を楽しく過ごして欲しいということも、目的としてあります。
室内遊具になったのは、津山という土地柄的に、冬場は雪が積もるため。逆に倉敷東は岡山の南側で雪が積もることはないため屋外にしました。それぞれが、そのエリアにあった、年中快適に遊べる場所として考えられています。

場所や内容は違いますが、どちらも地域の方々がくつろげる場所を作りたいという、岡山トヨペットの地域貢献への想いから作った場所です。

山根:我々は自動車販売会社なのですが、車を売るというよりは、この倉敷周辺の皆さんと一緒にお店を作り上げていく、地域を育てていくようなところに重きを置いた運営をしてほしい。オーナーから店のスタッフには、そのようにコンセプト、想いを伝えられています。

「the park 4(for)」
for FAMILY (家族、子どもにとって)
for FUN (遊びにあふれた楽しい場所であり)
for FEELING(心地よくて安心できる場所)
for FUTURE(ここから未来へつながる場所になる)

道路からもしっかり見える大型遊具が一際目を引く
注目され足を止めてもらえるランドマークに

──岡部について、どこで知りましたか。ほかにも検討した会社はあったか、最終的に岡部に発注を決めた理由もお教えください。

白神:店舗建築を担当している弊社グループ企業であるトヨタホーム岡山へ設計の相談をしている際、地域の交流の場として活用するという店舗のコンセプトから、オーナーから公園を併設したお店にしたいという話がありました。そこで、屋外遊具施設の設置を検討することになり、探してたどり着いたのが岡部さんでした。

──遊具製作過程で、印象に残っていることなどあればお教えください。

遊具のデザインを何度も修正してくださいました。
最初にご提案いただいたデザインがオーナーのイメージとは違っていたため、それにお応えいただいて完成したものが、この遊具になっています。
たとえばボルダリングが入っていますが、これは当初の設計にはなかった部分で、オーナーからの要望です。他の新車販売のお店や、ここの店舗内にもボルダリングが入っているのですが、お子様が楽しく待っていられるお店ということを意識されているのだと思いますね。

これまで遊具の設置経験がなかったため、要望に関する部分もイメージをお伝えするばかりでしたが、岡部さんがこちらがイメージする遊具を見事に叶えてくれました。

──店舗をオープンして、今までのお店と何か違ったことはありましたか?

山根:ご近所の方が徒歩でふらっと来られるということがあります。ダイハツのお店がこのあたりにはなかったのと、遊具があることで、目を引いているようです。

白神:県道からも遊具がしっかり見えていますし、信号があるので、信号待ちで止まられた方など「新しい公園?」という感じで見ていかれます。

山根:お店としては始まって半年ほどですので、よかったかどうか評価できるところまで正直まだ辿り着いてはいません。 手探りでいろんなことをやってみながら、公園で遊んでもらいながら、どうやって自動車に興味を持ってもらうかを考えていくことが、今の課題という感じですね。

子どもたちの未来をつくっていくことが
この街をもっと盛り上げていくことにつながる

──今後、「遊具」や、遊具メーカーとしての岡部に対して期待することなどありますか?

白神:個人的な感想になりますが、子どもを持つ親として、最近遊具がどんどんなくなっていることを実感していて、公園に行っても子どもが全力で楽しんで遊べる遊具を見かけなくなっています。
その中で、このダイハツパークの遊具は、見るなり子どもたちの目つきが変わってしまう、ワクワクさせるものになっているな、というのをすごく感じます。

販売店にしても、店内にマットレス敷きのキッズコーナーがよくありますが、でも実際それだけでは子どもは飽きてしまうと思うんです。
キッズコーナーも子どもたちの目線で、子どもの世界が広がるような遊び場として考えていきたいという想いはありますね。

山根:ここにお子さんを連れてこられる親御さんは、基本的に一緒に走り回って楽しんでいらっしゃいます。お父さんはハアハアと言いながら走り回っていたり、中にはお母さんも一緒に走っていたりとか。
写真もたくさん撮っていらっしゃいますね。SNSでの拡散や、口コミで広がっているのも事実です。ママ友さんで、お友達を連れてくる方もいらっしゃって、まだまだ広がっていくと思っています。

白神:岡山トヨペットをはじめ、その母体となるSUENAGA Groupは、子どもたちの夢のある、未来の街づくりを目指しています。
「未来の子どもたちへ」というコンセプトで、様々な取り組みがある中で、公園施設の設置という取り組みも継続していきたいなと考えていますし、子どもたちの未来を創っていくことが、この街をもっと盛り上げていくことにつながると思っています。

これから夏休みシーズンになりますので、地域のお子さまたちにたくさん来ていただき、親御さんも含めた地域の方にぜひ楽しんでいただきたいなと思っています。