遊具がつくる、ふらっと立ち寄れる公共施設

公共施設と聞くと、「窓口での手続き」や「申し込んだ講座への参加」、「開催中のイベント」など、
何か明確な目的があって訪れる場所というイメージを持たれる方が多いかもしれません💭

その一方で、地域のにぎわいや見守り、支え合いにつながる
「目的がなくても足を運べる場づくり」が、今後の課題として挙げられることも少なくありません。
「何か用事があるときだけ行く場所」では、日々の暮らしの中にある小さな不安や、声に出しにくいニーズに気づく機会を逃してしまうこともあります🥲

本記事では、こうした背景を踏まえながら、公共施設の中に“目的がなくても足を運びたくなる場所”を
意図的につくるという発想についてご紹介します。

 

“用事ありき”から一歩広げる公共施設の考え方

多くの公共施設では、これまで、「窓口での手続き」「予約した講座への参加」「イベントに行く場所」といった、
”用事のある人が訪れる”ことを前提とした設計・運営が行われてきました。
そのため、目的がはっきりしていないと、少し足を運びにくい空気を感じることもあります。
しかし、日常の中で本当に大切なのは、情報や支援に“出会えるきっかけ”があることかもしれません。
特別な用事がなくても、ふらっと立ち寄れる場所があれば、子育て中の親が気分転換に訪れたり、
高齢者が散歩の途中で休憩したりと、これまで接点が生まれにくかった人たちとも、自然な関わりが生まれます🤝

そこで大切になるのが、「敷居を下げる」という考え方です。
入口から入りやすい空気感があること、案内が分かりやすいこと、気軽に座れる休憩スペースがあることなど…!
こうした小さな工夫が、「入ってみようかな」という気持ちを後押ししてくれます🙆‍♀️

 

「理由なく来る場所」が生む、思いがけない効果

目的がなくても立ち寄れる場所は、見た目以上にさまざまな効果を生み出します。

たとえば子育て世帯にとって、「子どもを少し遊ばせられる場所」があるだけで外出のきっかけになります🏃‍➡️
親はその流れで、施設内の掲示物に目を通したり、相談窓口の存在を知ったりと、
これまで接点のなかった行政サービスに自然と触れる機会が増えていきます。

こうした“ついでの接触”が積み重なることで、「相談するほどではないけれど、少し聞いてみたい」という段階の
心理的なハードルが下がり、結果として支援につながる入口が広がる可能性があります。

また目的を限定しない空間では、住民同士が偶然顔を合わせ、何気ない会話や情報交換が生まれやすくなります👨‍👩‍👧‍👦
その積み重ねが、地域内の情報の行き来を活発にし、見守りや助け合いといった関係性をゆるやかに育てていくことにもつながります!

 

なぜ“遊び”が入口になるのか

子どもが遊べる設備を施設内や屋外に設けることは、「理由がなくても立ち寄れる場所」をつくるうえで、
非常に有効なアプローチの一つです!

子どもは、大人のように明確な目的がなくても「遊びたい」という気持ちだけで出かけます💪
その結果、親も自然と施設に足を運ぶことになり、来館のハードルがぐっと下がります。

ここで大切なのは、安全な遊び場を整えることに加えて、親が“ついでに目にし、ついでに気づける”情報や人の動線を意識して配置することです。

たとえば、遊具の近くに子育て情報の掲示板を設けたり、スタッフがさりげなく声をかけられる位置関係にしたりするだけでも、「そういえば、こんな相談先があるんだ」と知るきっかけが生まれます。

また、遊具単体で完結させず、工作コーナーや絵本スペースと組み合わせることで、滞在時間が自然と伸び、
結果的に施設内の他のサービスに触れる時間も増えていきます📚

特に地方では、子育て世代が日常の中で孤立しやすい傾向があります。
だからこそ、遊具を中心にした“構えなくていい接点”は、地域支援へとつながる入口として、無理なく機能しやすいのです!

 

「目的がなくても行っていい場所」をつくるという発想は、
公共施設の役割に、「日常の居場所」という視点を足すためのヒントになります💡

ほんの少し“ふらっと立ち寄れる余白”を用意するだけで、人と人、人と支援がゆるやかにつながり、
地域の見守りや支え合いの入口が広がっていくかもしれません。

遊具は、そのきっかけをつくるための一つの手段です。
公共施設がこれからも地域にとって身近な存在であり続けるために、「理由がなくても来ていい場所づくり」を、ぜひ一度考えてみてはいかがでしょうか。

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岡部では、遊びと安全を両立するために安全に関する規準に沿って安全対策を行い、
遊具の設計・施工を行っています。
協会認定の専門技術者による遊具の点検・補修についても行っていますので
ご検討中のかたはお問い合わせください!

遊具、公園施設に関するご相談は
株式会社 岡部 空間クリエイティブ部
富山県 総合建設業
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